雲の向こうはいつも青空

著者:株式会社ミラック光学 代表取締役

 世の中の景気が、かなり悪化してきました。
昨秋くらいから既にその傾向はありましたが、いよいよだな・・・と感じます。

 私が社会に出て、右も左もわからず経営者になってから、バブル崩壊・円高不況・リーマンショック・東日本大震災など、幾多の苦難を経験してきました。
特にバブル崩壊後は廃業寸前まで追い込まれ、私の20代は泥水をすするような思いの連続でした。
リーマンショックの時は、社内でワークシェアリングを実施しながらリストラは一切せず、耐えしのぎました。
東日本大震災の時は、サプライチェーンに大きな影響が出たり、輪番停電などで生産活動に支障をきたす経験もしました。
 それでも創業56年目を迎え、今があるのは、お取引先様やさまざまな支援機関、応援してくださる方々のお陰で社会に生かされているのだと、
つくづく実感する今日この頃です。

 景気の潮目は変わりました。
そして、日本は大廃業時代に突入しています。
この逆境をどのように乗り越えるか、まさに”知恵”が大事なのかもしれません。
私一人ではなく、弊社の優秀な社員・スタッフの知恵を集め、腹をくくりたいと思います。

 泥水をすすり、地獄を見た人間は強いと思っています。
社会に生かされている意義を見つめ直して、社業に邁進いたします。

 今までも、苦難を乗り越えた後には、良いことがありました。
”雲の向こうはいつも青空” 未来を見据えて頑張ります。