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多機能送りねじステージを使用した段付きピン高さ検査治具の改善

2023年07月31日

金属加工メーカーで使用している高さ検査治具の改善事例です。

課題:ワーク変更時のLブラケットの高さ変更に時間がかかっています。

Lブラケットの高さ変更と固定は2本のボルトで行う。

ワーク(段付きピン)の段付き部と全長の高さ検査をしています。判定基準となる高さにLブラケットを取付けます。ワークの種類が変わるとLブラケットの高さ変更が必要です。
Lブラケットの高さ変更は、固定している2本のボルトを緩めてLブラケットをスライドさせて所定の位置でボルトを締めます。この変更作業に時間がかかっています。

解決!Lブラケットをステージに装着すると高さ変更が短時間で可能です。

ハンドルを回してLブラケットの高さを変更。ストッパーで高さを固定。

Lブラケットを多機能送りねじ式ステージに装着しました。Lブラケットの高さはステージのハンドルを回転させて変更します。高さが決まったら、ストッパーをかけて位置を固定します。
従来のようにボルトを締めたり緩めたりする必要がなく、短時間で高さ変更が可能です。さらに、高さの微調整が従来の方法より簡単にできます。

多機能送りねじステージ(ZTSC-120)の特徴

  • ハンドル一回転の移動量が選べます。また、ストッパーの左右組み換えもでき、使用用途に応じたカスタマイズが可能です。(上図はストッパーの左右組み換え例です。)
  • ステージ面:25mm × 40mm
  • 耐荷重:14.7N (1.5kgf)
  • 自重:0.2kg
  • 移動量:±42mm
  • ハンドル一回転移動量:2mm / 5mm / 10mm (送りねじの仕様による)
  • 本体材質:アルミ合金製
  • 表面処理:梨地黒アルマイト
応用のポイント:多機能送りねじ式ステージの豊富なバリエーション。

ハンドル一回転の移動量選択とストッパーの左右組み換えの他にも勝手違いタイプ(Z軸除く)・両側ハンドルタイプ(Z軸除く)・ハンドル延長タイプがあり、使用用途に適したタイプをご提供可能です。
どのタイプが適しているのかのご相談やデモ機の貸し出しも受け賜わっておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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