ラック&ピニオン式ステージによるチップ表面検査装置
2012年11月23日
半導体メーカーの外観検査工程における検査装置の改善事例です。
課題:ズームレンズのピント合わせに時間がかかっていました。
チップやトレイが変わるたびに、ズームレンズのピント合わせが必要です。
ズームレンズの位置(X・Y)出しにボルト4本、高さ(Z)出しにボルト2本を緩めて締め直すセッティング作業があり、非常に時間がかかっています。
解決! ラック&ピニオン式ステージを3軸に配置、ズームレンズのピント合わせが簡単に!
XY軸、Z軸、3軸それぞれのハンドルでズームレンズの位置を決め、ピント合わせを行います。ピントを合わせたら、各軸ステージのストッパーで位置を固定します。
それまでの作業で必要だった、3軸で合計6本のボルトの付け外しがすべて不要になり、作業時間も大幅に短縮できました。
薄型ラック&ピニオン式ステージ(XSO-80/ZSO-50)の特徴
- アリ溝の摺り合わせ技術で薄型・滑らか摺動・高品質・高耐久性を実現しました。
- ハンドル形状、目盛板、ストッパー形状、Z軸ブラケット等を自由に選択できます。
- ステージ面 40mm x 80mm (ZSO-50は30mm x 50mm)
- 移動量 ±32mm (ZSO-50は±17mm)
- ステージ本体:アルミ合金製(スケルトンステージ除く、XYステージ 他 全ステージ共通)
- 表面処理 : 梨地黒アルマイト