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「回転系ステージ」カテゴリーの記事一覧

回転ステージを使用したグリス塗布治具の導入

2021年09月30日

樹脂成型メーカーの組立工程で行われているグリス塗布作業の治具の改善事例です。

課題:グリス塗布用シリンジの角度や位置設定に手間がかかります。

角度調整板を回転させてシリンジの角度を決定。微妙な調整には不向き。

ワークの穴の内側の溝にグリスを塗布しています。グリスの入ったシリンジの針の位置をワークの溝の位置に設定します。
この時、特にシリンジの角度調整が上手くいかず、尚かつ位置合わせもしなければならないので手間がかかっていました。

解決!回転ステージ(KTS-60)使用で角度調整が容易になりました。

回転部にあるつまみで角度決め。滑らかに動くので微妙な調整も可能。

シリンジの角度調整用に回転ステージを採用しました。回転ステージのつまみをつかんで角度を調整します。
あとは、ストッパーにて位置を固定します。これで、角度調整完了です。 とても簡単にできるようになりました。
また、角度以外の位置調整もXYステージを活用することでさらに位置調整の作業性が向上しました。

回転ステージ(KTS-60)の特徴

  • 手動でなめらかに 360°回転するステージです。逆さまに取り付けても使用可能です。
  • 回転部上面にはM6(1ヶ所)、M4(14ヶ所)のネジ穴があり、ワークやセンサー等の取り付けに使用します。
  • ステージ面:φ60mm
  • 移動量:360°
  • 耐荷重:68.6N(7kgf)
  • 自重:0.2kg
  • 目盛り最小読取り:1°
  • 本体材質:アルミ合金製
  • 表面処理:梨地黒アルマイト
応用のポイント:さらに改善します。

回転ステージとXYステージを使用することで作業性の改善はできましたが、従来の治具(位置調整板・角度調整板)より大きく重くなりました。
今後は、必要な可動範囲を確認して、ステージの小型化・薄型化を図る予定です。
各種ステージへの置き換えや小型化・薄型化についてもお気軽にお問い合わせください。

傾斜ステージを使用したポール挿入治具の導入

2021年03月30日

玩具製造メーカーの組立工程におけるポール挿入治具の導入事例です。

課題:ワークにポールを挿入する時、ポールが傾く不良が発生します。

ワークの穴にポールを挿入する時、ポールが傾く不良が発生。

ワークの穴に接着剤を入れてポールを挿入し固着させます。ワークの穴は傾斜した状態で空いています。

ポールを傾斜穴に沿って挿入しなければ角度不良のまま固着してしまい、生産ロス(廃棄品)となります。

解決!傾斜ステージ(AIC-60)を使用すると傾き不良が無くなりました。

あらかじめワークを傾けておくことで、不良が発生しなくなった。

ポールを傾けて挿入するのではなく、傾斜ステージを用いてワーク置台をあらかじめ傾けておいて、ポールを傾けることなく挿入するようにしました。
それにより、角度不良の発生が無くなりました。また、傾斜ステージのつまみ操作で、傾斜角度を作業者の好みに応じて設定できるので作業性も向上しました。

傾斜ステージ(AIC-60)の特徴

  • シーソーのように動く簡易式傾斜するステージです。 操作時のつまみと位置決めのストッパーも付いています。
  • ステージ面:40mm×60mm
  • 移動量:±20°
  • 自重:0.22kg
  • 耐荷重:29.4N(3kgf)
  • 本体材質:アルミ合金製
  • 表面処理:梨地黒アルマイト
応用のポイント:薄型XY回転ステージ(XYR-90)に搭載することができます。

薄型XY回転ステージ(XYR-90)の天面に傾斜ステージ(AIC-60)を搭載することで、X軸・Y軸・回転・傾斜の4方向の摺動が可能になります。
これにより、装置組み込み用の治具や精密機器の取り付け、光学機器の検査用テーブルへの活用ができます。

 

回転ステージを使用したリング状ワークの内径部バリ検査治具の改善

2021年01月25日

金属加工メーカーの最終検査工程で使用しているバリ検査治具の改善事例です。

課題:ワークをスムーズに回転させられないので検査に時間がかかります。

位置がずれないようにワークを手で回す。

リング状のワークの内径部に発生するバリを検査しています。
ワークをワーク置台にセットして、ワークを指で回しながら顕微鏡で観察します。
この時、ワークをワーク置台の2辺に接触するように回さなければなりません。
また、出来るだけ同量で回すようにしています。なので、時間がかかってしまいます。

解決!回転ステージ(KTS-40)を使用することで検査時間が短縮できました。

ステージのつまみで回転させる。手で回すよりスムーズに回転させられる。

ワーク置台に変えて回転ステージ(KTS-40)を使用することにしました。
ワークを指で回すとワークが所定の位置からずれた時に顕微鏡での観察がうまくできません。
ワーク置台に変えて回転ステージを使用することで、ワークに触れることがないためワークのずれが発生しなくなりました。
また、スムーズに回すことができるため、作業性が良くなり検査時間を短縮させることができました。

回転ステージ(KTS-40)の特徴

  • 手で滑らかに360°回転するステージです。操作時のつまみと位置決めのストッパーも付いています。
  • ステージ面:φ40mm(ステージ面φ60mmのKTS-60もあります。)
  • 偏芯量:0.05mm
  • 自重:0.06kg
  • 耐荷重:49.0N(5kgf)
  • 本体材質:アルミ合金製
  • 表面処理:梨地黒アルマイト
  • 付属品:M4(8mm) 六角穴付きボルト 4本
応用のポイント:もっと小さい回転ステージが欲しい、にお応えします。

カタログにないステージ面φ25の回転ステージを特注できます。

  • ステージ面:φ25mm
  • 偏芯量:0.05mm
  • 自重:0.02kg
  • 耐荷重:29.4N(3kgf)
  • 本体材質:アルミ合金製
  • 表面処理:黒アルマイト
  • 付属品:M2(5mm) 六角穴付きボルト 4本

お気軽にお問い合わせください。

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