「XYステージ」カテゴリーの記事一覧

電子機器メーカーにおける、機構部品の反り検査工程での作業性改善事例です。

課題：部品変更に伴う、変位計の高さ調整に手間がかかります。

変位計の設定高さ設定は、「変位計が固定されたベースのボルト４本を外し、高さを変更した後で、再度ボルト締めで固定する」、といった方法で行っていました。この変位計の付け外しの作業は、部品が変わるたびに必要な、大変面倒な作業でした。

解決！ 一軸ステージで、変位計の高さ調整が簡単になりました。

変位計の高さは、変位計が固定されたベースを搭載した一軸ステージを、ハンドルを回して上下に摺動させるだけで、簡単に設定できるようになりました。位置決めした位置でストッパーを固定するだけで、高さ調整は完了です。

ボルトの付け外しが不要なので、短時間で簡単に設定できます。　部品が変わっても、即対応できます。

一軸ステージ（XJK-90）の特徴

• 職人の微細な手作業から生まれる滑らかな摺動と高耐久性で、快適な操作性を実現しました。
• ストッパーには、クランプレバーを採用し固定保持力を向上させました。これで、ステージを常に同じ位置に固定します。
• ステージ面　40mm x 90mm
• 移動量　±35mm
• ハンドル１回転の移動量　18mm
• ステージ本体：アルミ合金製（スケルトンステージ除く、XYステージ 他 全ステージ共通）
• 表面処理 ： 梨地黒アルマイト

機械加工メーカーにおける、切削製品の高さ検査工程での作業性改善事例です。

課題：ダイヤルゲージの微妙な高さ調整が困難でした。

ダイヤルゲージの高さを変更する時に、ハンドルを締めるとダイヤルゲージの高さや向きが変わるので、何度もやり直しが必要でした。

また、ぴったり高さを合わせた状態でハンドルを緩めた時、締める力によってダイヤルゲージが下方に下がってしまい、ダイヤルゲージとワークが接触してしまうこともありました。

解決！ Z軸ステージで、ダイヤルゲージの微小な高さ調整が簡単にできます。

ダイヤルゲージと一体化したＺ軸ステージを、ハンドルを回して上に下摺動させるだけで高さ調整ができます。その後、ストッパーで固定すれば設定完了です（ストッパー固定時の高さズレは機構上、起こらないため、ダイヤルゲージとワークが接触することもなくなりました）。

また、ベースのステージはＺ方向にしか動かないので、ダイヤルゲージの向きも一定で、左右にブレることもなくなりました。

一軸ステージ（XJK-90）の特徴

• 熟練の技によるアリ溝の摺り合わせ技術で高性能・高品質・低価格を実現しました。
• ボルトネジ固定部は、粘弾性材塗布により振動や衝撃を吸収・減衰させ、ネジの緩み防止。
• ステージ面　40mm x 60mm
• 移動量　±21mm
• ハンドル１回転の移動量　18mm
• ステージ本体：アルミ合金製（スケルトンステージ除く、XYステージ 他 全ステージ共通）
• 表面処理 ： 梨地黒アルマイト