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「XYステージ」カテゴリーの記事一覧

セルフロックステージを使用した同軸度測定治具の改善

2022年10月31日

金属加工メーカーの検査工程における同軸度測定治具の改善事例です。

課題:ストッパーで位置を固定させる時に位置がずれてしまいます。

ステージ面の位置が 決まったらストッパーを かけて位置を固定。

ワークの外周にダイヤルゲージを当てて同軸度を測定しています。
ダイヤルゲージの測定子をワークの外周に接触させて、ステージのストッパーで位置を固定させる時、わずかではあるが位置がずれてしまい、位置決めをやり直しすることがあります。

解決!セルフロックステージは、ストッパーがなくても位置はずれません。

六角棒レンチでステージ面を 移動させるだけ。 ストッパーによるロック不要。

セルフロックステージは、従来ステージに装備されているハンドルとストッパーがありません。
ハンドルに代わる六角棒レンチ(もしくは六角ドライバー)でステージ可動部を移動させ固定したい位置で六角棒レンチを抜き取ります。
これで、ステージ面の位置が固定します。従来のストッパーをかける時の負荷によるステージ面の位置ずれが回避できます。

セルフロックステージ(SLX40-60)の特徴

  • 位置決め後に『止めた位置から微動しないステージ』です。(特許取得済)
  • ステージ面の移動は六角棒レンチまたは六角ドライバーを使用します。
  • ステージ面:40mm×60mm
  • 移動量:±15mm
  • 耐荷重:58.8N(6kgf)
  • 自重:0.13kg
  • 目盛り最小読取り:1mm
  • 本体材質:アルミ合金製
  • 表面処理:梨地黒アルマイト
応用のポイント:セルフロックステージはスリム形状。

セルフロックステージには、従来ステージにあるストッパー(位置の固定機構)がないのと高さも18mmと低くとてもスリムな形状をしています。
そのため、狭いスペースへの設置に適しています。サイズのラインナップは6種類あり、デモ機も取り揃えていますのでお気軽にご利用ください。

セミオーダーステージを使用したネジ欠品検査治具の改善

2022年09月01日

家電メーカーの組立検査工程におけるネジの欠品検査治具の導入事例です。

課題:検査対象変更時の光電センサー高さ変更に時間がかかります。

光電センサーの高さを変更には、ブラケットの交換が必要。この交換作業に時間がかかります。

ワークAにワークBを重ねてネジで固定した部品を製作しています。ワーク固定ねじの欠品を光電センサーで検査します。
ワークの変更でネジの高さが変わると光電センサーの高さ変更が必要になります。そのためには、光電センサー取付けブラケットの交換をしなければなりません。
ブラケット取付けボルト(2個)で光電センサー取付けブラケットを外し、それから、光電センサー取付けボルト(2個)で光電センサーを外します。
交換する光電センサー取付けブラケットを使用して、逆の手順で組み立てていきます。この一連の作業に手間がかかります。

解決!セミオーダステージ(SO-4)で高さ変更が短時間で可能となりました。

ハンドルを回してストッパーをかければ 高さ変更完了。

光電センサーを装着したブラケットをステージ面に取り付け、それをライン本体へ固定しました。光電センサーの高さは、ステージのハンドルを回転させて変更します。
設定高さが決まったらストッパーで位置を固定します。ボルトを使用した締結がないので工具不要です。光電センサーの高さ変更が、従来より簡単かつ短時間でできます。
光電センサーは、2個一組で使用するためより効率的です。

セミオーダーステージ(SO-4)の特徴

  • ハンドル・目盛・ストッパー・Z軸ブラケットなどが自由に選択できるユーザー仕様のステージです。
  • ステージ面:30mm×50mm
  • 移動量:±16mm
  • 耐荷重:24.5N(2.5kgf)
  • 自重:0.1kg
  • 目盛り最小読取り:0.1mm
  • 本体材質:アルミ合金製
  • 表面処理:梨地黒アルマイト
応用のポイント:セミオーダーステージのベースは4種類(ベース無しでも使用可)

ステージ本体を固定するベースは、ねじ止め式 / マグネット式(サイズ80 , 120のみ) / 振動吸収式 / ハンドル固定式の4種類があります。(ベース無しでも使用できます)
振動吸収式は、粘弾性材にて振動を吸収、減衰させます。ハンドル固定式は、位置決め後にハンドルが回転しないようにハンドルをロックする構造になっています。
ステージの使用用途に応じて選択してください。

フロントロックステージを使用したねじ止め組立治具の導入

2022年01月31日

玩具メーカーの製品組立工程における部品組立治具の導入事例です。

課題:組立て位置の設定変更が面倒で時間がかかってしまいます。

4本のボルトによりX軸調整板とY軸調整板の位置決めと固定。

ワークAをワークBにねじ止めします。ワークAのねじ止め位置は3ヶ所あります。
ねじ止め位置を変更する場合、X軸調整板とY軸調整板を動かして設定しますが、
ボルト4本を緩めて締めるので時間がかかります。また、ボルトを締める時に、
両調整板の位置がずれることがあるため効率がよくありません。

解決!フロントロックステージのハンドル操作により短時間でできます。

フロントロックステージのハンドル操作によりワークの位置決めと固定。

X軸調整板とY軸調整板に変えて、フロントロックステージを2個組み合わせて設置しました。
フロントロックステージのハンドル操作によりワークAのねじ止め位置を変更することができます。
ボルト4本の作業より簡単に短時間で設定変更できます。設定位置の固定もハンドル根元部分のストッパーで可能です。

フロントロックステージ(FR-XY)の特徴

  • 軽薄短小で滑らかな摺動を実現しました。(FR-X寸法:長さ 56mm x 幅 25mm x 厚さ 10mm (ハンドル部除く))
  • ハンドルの根元部分で固定ができるストッパー機能を標準装備し操作性も抜群です。
  • ステージ面:25mm x 25mm
  • 移動量:各軸±8mm
  • 耐荷重:14.7N(1.5kgf)
  • 自重:0.08kg
  • 目盛り最小読取り:1mm
  • 本体材質:アルミ合金製
  • 表面処理:梨地黒アルマイト

 

応用のポイント:狭小なスペースや高さに制約のある場所での位置決めに最適です。

フロントロックステージは、コンパクトで軽いステージです。特に、高さは10㎜で従来のステージの約半分(弊社製品比)です。
狭小なスペースや高さに制約のある場所での使用に向いています。デモ機の貸し出しも可能です。是非、ご利用ください。

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