Skip to content

2024年06月の記事一覧

セミオーダーステージを使用した溶接ビード検査治具の改善

2024年06月27日

金属加工会社の検査工程で使用中の溶接ビード検査治具の改善事例です。

課題:溶接ビードの高さを調整する時の作業性が良くありません。

 

溶接ビードの外観検査をしています。ワークの大きさが変わると溶接ビードの位置が変わります。溶接ビードの位置は、高さ調整板にて溶接ビードの高さをカメラの高さと同じになるよう調整します。この時、2本のボルトを緩めたり締めたりしなければならないので作業性が良くありません。

解決!セミオーダーステージを使用することで作業性が良くなりました。

 

従来の高さ調整板をセミオーダーステージに置き換えました。ハンドルを回してワーク(溶接ビード)の高さを容易に変更することができます。
所定の高さになったらストッパーを回して高さを固定します。高さ調整板を使用していた時と違いボルトの締結作業が不要なので作業性が良くなりました。

セミオーダーステージ(SO-3)の特徴

  • XSO-120をベースに通常タイプ(φ10)のハンドルと強く締められるタイプのストッパーを使用しています。作業性を考慮してハンドルとストッパーの向きは同じ方向に揃えました。目盛りは不要なので使用していません。
  • ステージ面:40mm×120mm
  • 移動量:±52mm
  • ハンドル1回転移動量:18mm
  • 耐荷重:34.3N (3.5kgf)
  • 自重:0.28kg
  • 本体材質:アルミ合金製
  • 表面処理:梨地黒アルマイト
Language »