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多機能送りねじ式ステージを使用した歯車有無検査治具の改善

2024年07月31日

電気メーカーのモーター組立工程で使用する歯車の有無検査治具の改善事例です

課題:モーターの生産機種変更に伴うセンサーの高さ変更に時間がかかります。

モーターのシャフトに歯車が取り付けられているかを検査しています。生産機種の変更で、モーターや歯車が変わるとセンサーの高さ変更を行います。
センサーは高さ調整板に取り付けられていて、ボルト2本を緩めて高さ調整板を上下にスライドさせて高さ変更するので時間がかかります。

解決!多機能送りねじ式テージを使用すると短時間で高さ変更できます。

センサーを多機能送りねじステージに取り付けました。センサーの高さはステージのハンドルとストッパーで変更します。従来のようにボルトを締めたり緩めたりする必要が無く短時間でセンサーの高さ変更ができます。
また、従来は両手を使った作業でしたが、今では片手で作業できるので高さ変更がとても楽になりました。

多機能送りねじ式ステージ(ZTSC-90)の特徴

  • ハンドル1回転の移動量を 2mm / 5mm / 10mm の中から適したものを選定することができます。
  • 目盛り板とストッパーの左右組み換えやハンドル延長アダプターを介してハンドルの延長も可能です。
  • ステージ面:25mm×40mm
  • 移動量:±27mm
  • 耐荷重:14.7N (1.5kgf)
  • 自重:0.18kg
  • 本体材質:アルミ合金製
  • 表面処理:梨地黒アルマイト

セミオーダーステージを使用した溶接ビード検査治具の改善

2024年06月27日

金属加工会社の検査工程で使用中の溶接ビード検査治具の改善事例です。

課題:溶接ビードの高さを調整する時の作業性が良くありません。

 

溶接ビードの外観検査をしています。ワークの大きさが変わると溶接ビードの位置が変わります。溶接ビードの位置は、高さ調整板にて溶接ビードの高さをカメラの高さと同じになるよう調整します。この時、2本のボルトを緩めたり締めたりしなければならないので作業性が良くありません。

解決!セミオーダーステージを使用することで作業性が良くなりました。

 

従来の高さ調整板をセミオーダーステージに置き換えました。ハンドルを回してワーク(溶接ビード)の高さを容易に変更することができます。
所定の高さになったらストッパーを回して高さを固定します。高さ調整板を使用していた時と違いボルトの締結作業が不要なので作業性が良くなりました。

セミオーダーステージ(SO-3)の特徴

  • XSO-120をベースに通常タイプ(φ10)のハンドルと強く締められるタイプのストッパーを使用しています。作業性を考慮してハンドルとストッパーの向きは同じ方向に揃えました。目盛りは不要なので使用していません。
  • ステージ面:40mm×120mm
  • 移動量:±52mm
  • ハンドル1回転移動量:18mm
  • 耐荷重:34.3N (3.5kgf)
  • 自重:0.28kg
  • 本体材質:アルミ合金製
  • 表面処理:梨地黒アルマイト

傾斜ステージを使用したねじ止め組立治具の改善

2024年05月31日

電気メーカーの製造工程で使用しているねじ止め組立治具の改善事例です。

課題:ベース変更に伴うパーツ置台の位置変更作業が面倒でした。

ベースにプレートを重ねてパーツ置台上でねじ止めします。パーツ置台は2個1組で、それぞれ2本のボルトで固定しています。
ベースの形状(角度)が変わるとパーツ置台の位置を変えなければなりません。ボルト4本を緩めたり締めたりしなければならず作業が面倒でした。

解決!傾斜ステージを使用すると容易に角度変更が可能になりました。

パーツ置台に変えて傾斜ステージを使用しました。ベースの形状(角度)が変わる時、傾斜ステージのハンドルを上下させれば角度が変えられます。
角度が決まったらストッパーを回して固定します。パーツ置台を使用している時のようにボルトの作業がないので容易に角度変更ができるようになりました。
また、ベースを置いた時の据わりが良くなりねじ止めがしやすくなりました。

傾斜ステージ(AIC-60)の特徴

  • シーソーのように動く簡易式傾斜するステージです。操作時のハンドルと位置決めのストッパーも付いています。
    ステージ面:40mm×60mm
  • 移動量:±20°
  • 耐荷重:29.4N (3kgf)
  • 自重:0.22kg
  • 本体材質:アルミ合金製
  • 表面処理:梨地黒アルマイト
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