Skip to content

支柱取付式ステージによる深穴測定治具

2012年11月20日

家電メーカーの受入れ検査工程での測定作業性と測定精度の改善事例です。

課題:座グリの深さが上手く測れません。測定値にバラツキがあります。

ノギス(デプスバー)を使って製品の座グリ深さを測定していますが、ノギスが傾いてしまうために、測定するたびに測定値が違います。測定者によっても差が出てしまいます。

解決! 支柱取付式ステージにノギスを取付け、測定値のバラツキを低減!

ノギスが傾かないよう、支柱取付式ステージにノギスを取り付けました。ステージのZ軸でノギス本体を穴の口元に合わせ、ノギスのデプスバーを下げて測定します。

X軸とY軸も摺動するので、ワークが変わっても対応可能です。また支柱取付け式なので、ステージ全体の向きも可変できます。

支柱取付式ステージ(PS-3BC)の特徴

  • 3軸全てにストッパーを装備しています。
    (X軸はシングルクランプ付、Y軸・Z軸はダブルクランプ付です。)
  • XYZ(3軸)のハンドルと支柱固定のハンドルを同じ側面に揃え、良好な操作性を実現しました。
  • ステージ面 30mm x 50mm
  • 移動量 ±17mm
  • 耐荷重 14.7N ( 1.5 kgf )
  • ステージ本体:アルミ合金製(スケルトンステージ除く、XYステージ 他 全ステージ共通)
  • 表面処理 : 梨地黒アルマイト

あおり旋回ステージによる組立て検査治具

2012年11月18日

玩具メーカーの組立て検査工程での作業性改善事例です。

課題:ワークの向きを変えないと検査できず、手間がかかっています。

ワークの内側上部に取り付けられた部品の有無をチェックするために、わざわざワークを反転させていました。部品の有無チェックのためだけの反転作業だったので、手間と無駄を感じていました。

解決! あおり旋回ステージにミラーを取り付け、反転作業が不要になりました。

あおり旋回ステージの天面にミラーを貼り付けて、ワークを隔てた反対側に配置しました。ミラーに映るワークを見るだけで検査できます。
ミラーの向きは自由自在に設定できるので、作業者やワークの大きさが変わっても簡単に対応できます。
また、クランプレバーで固定すれば、ミラーの向きを一定に保つことができます。

あおり旋回ステージ(RC-60)の特徴

  • メイン可動部を球状にすることで、自由自在な位置決めが可能です。
    ( 移動量 180°屈折 ・ 360°回転 )
  • ステージ面 60mm x 60mm
  • ステージ本体 : アルミ合金製

 

多機能送りねじ式ステージによる基板測定装置

2012年11月18日

基板メーカー様における、パターン測定の作業効率改善事例です。

課題:基板のパターン測定をしていますが、測定数が増えず問題でした。

基板を専用ステージにセットして、1個ずつ測定しています。1つ測定するたびに基板の付け外しを1個ずつ行う必要があり、とても非効率的でした。また、何度もレンズを覗きなおすため、作業者の目にも負担が大きく困っていました。

解決! 多機能送りねじ式ステージでまとめて測定し、測定数が増加!

専用ステージを多機能送りねじ式ステージ変更して、3個ずつ測定できるように改良しました。基板の付け外しや測定が3つ連続でできるようになったため、測定数の増加につながりました。

さらに、長いストロークを正確なピッチで滑らかに摺動できるステージなので、顕微鏡を覗いたままステージを動かして続けて検査できます。そのため、作業者の目の疲労も、かなり軽減されました。

多機能送りねじ式ステージ(XTSC-150)の特徴

  • 長いストロークを規則的なピッチで滑らかに摺動します。スリム形状なので、狭いスペースでの使用に最適です。
  • ハンドル1回転の移動は 5mm 又は 10mm で、使用用途に合わせて選択できます。
  • ステージ面 25mm x 40mm
  • 移動量 ±57mm
  • 耐荷重 29.4N(3kgf)
  • ステージ本体:アルミ合金製(スケルトンステージ除く、XYステージ 他 全ステージ共通)
  • 表面処理 : 梨地黒アルマイト
Language »