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多機能送りねじ式ステージによる圧入高さ検査治具
玩具メーカーの組立て工程で使用している部品圧入高さの検査治具の改善事例です。
課題 :通り止まりゲージの高さ調整に時間がかかっています。
圧入部品の高さ検査で、製品ごとに通り止まりゲージの高さ調整が必要なのですが、その高さの調整作業に手間がかかっています。
調整したゲージの高さを、ねじ2本を締めることで固定しているのですが、ねじを締める時に合わせた高さが変わってしまうこともあり、その場合、高さ調整のやり直しになります。
製品変更が頻繁になると、調整作業がし難いために、本当に大変です。
解決! 多機能送りねじ式ステージで高さ調整が素早く簡単に!
ステージのハンドルを回せば、通り止まりゲージがスムーズに上下します。設定したい高さで止めて、ストッパーでロックすれば調整完了です。
製品変更が頻繁でも、簡単に対応できるようになりました。
多機能送りねじ式ステージ(ZTSC-90)の特徴
- ハンドル1回転の移動量をそれぞれ 2mm・5mm・10mmから使用用途に合わせて選択できます。
- ステージ面 25mm x 40mm
- 移動量 ±27mm
- 自重 0.18 kg
- ステージ本体:アルミ合金製(スケルトンステージ除く、XYステージ 他 全ステージ共通)
- 表面処理 : 梨地黒アルマイト
- 他にも、全長70mm/120mm/150mm(ハンドル部除く)のラインナップがあります。
応用ポイント:目盛版の活用でハイドゲージにも!
標準装備の目盛板を活用すると、簡易的なハイトゲージとしてもご利用いただけます。
多機能送りねじ式ステージによる基板測定装置
基板メーカー様における、パターン測定の作業効率改善事例です。
課題:基板のパターン測定をしていますが、測定数が増えず問題でした。
基板を専用ステージにセットして、1個ずつ測定しています。1つ測定するたびに基板の付け外しを1個ずつ行う必要があり、とても非効率的でした。また、何度もレンズを覗きなおすため、作業者の目にも負担が大きく困っていました。
解決! 多機能送りねじ式ステージでまとめて測定し、測定数が増加!
専用ステージを多機能送りねじ式ステージ変更して、3個ずつ測定できるように改良しました。基板の付け外しや測定が3つ連続でできるようになったため、測定数の増加につながりました。
さらに、長いストロークを正確なピッチで滑らかに摺動できるステージなので、顕微鏡を覗いたままステージを動かして続けて検査できます。そのため、作業者の目の疲労も、かなり軽減されました。
多機能送りねじ式ステージ(XTSC-150)の特徴
- 長いストロークを規則的なピッチで滑らかに摺動します。スリム形状なので、狭いスペースでの使用に最適です。
- ハンドル1回転の移動は 5mm 又は 10mm で、使用用途に合わせて選択できます。
- ステージ面 25mm x 40mm
- 移動量 ±57mm
- 耐荷重 29.4N(3kgf)
- ステージ本体:アルミ合金製(スケルトンステージ除く、XYステージ 他 全ステージ共通)
- 表面処理 : 梨地黒アルマイト