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"ロングステージ" タグの付いた記事一覧

支柱ホルダー式ロングステージを使用した加工面高さ測定治具の改善

2024年08月30日

精密加工会社の検査工程で使用している加工面の高さ測定治具の改善事例です。

課題:ダイヤルゲージの高さ設定の作業性が良くありません。

ワークの加工面3ヶ所の高さを測定しています。ワークの種類が変更になるとダイヤルゲージの高さを変えます。
ダイヤルゲージの高さ変更は、ノブを緩めてアームを上下させますが、両手を使った作業になるのとノブを締める時にダイヤルゲージの高さが変わることもあるため作業性が良くありません。

解決!支柱ホルダー式ロングステージの使用で作業性が向上しました。

従来のアームを支柱ホルダー式ロングステージに変更しました。アームと同様にポールに差し込んで使用します。
ダイヤルゲージの高さ変更は、ロングステージのハンドルを回転させて行います。従来式よりダイヤルゲージを真っすぐ上下に移動させることが可能で、かつ片手で操作できるため作業性が格段に向上しました。

支柱ホルダー式 ロングステージ(XLSR-100BC)の特徴

  • ラック&ピニオン式で軽量・スリム・長ストロークのステージです。Φ16mmのポールに差し込んで取付けます。
  • ステージ面:25mm×40mm
  • 移動量:±40mm
  • ハンドル1回転移動量:18mm
  • 耐荷重:14.7N (1.5kgf)
  • 目盛最小読取り:0.1mm
  • 自重:0.22kg
  • 本体材質:アルミ合金製
  • 表面処理:梨地黒アルマイト
応用のポイント:支柱ホルダー式で多機能送りねじ式ステージもあります。

ラック&ピニオン式のXLSR-100BCとはハンドルの向きが違うため、ハンドル操作がしづらい場合は送りねじ式のTSC-90BC / TSC-120BCをお勧めします。(上図はTSC-120BCを使用しています。)

ロングステージを使用したシャフト端面の外観検査治具の改善

2024年03月29日

金属加工会社の検査工程で使用中の外観検査治具の改善事例です。

課題:撮影準備で照明とカメラの位置移動の作業性が良くありません。

画像によるワーク端面の外観検査をしています。撮影にあたり照明とカメラの位置を適切な位置に配置しなければなりません。
照明とカメラの移動はそれぞれ2本のボルトを締めたり緩めたりするため、位置の移動が面倒で作業性が良くありません。

解決!ロングステージを使用する事で位置移動の作業性が向上しました。

照明とカメラをそれぞれロングステージに取り付けました。それぞれの位置移動はロングステージのハンドルを回して行います。
配置位置が決まったらストッパーをかけて位置を固定します。従来のようにボルトを締めたり緩めたりする必要がないため位置移動が容易にでき作業性が向上しました。

ロングステージ(XLSR-100 / 全長 100mm)の特徴

  • ラック&ピニオン式で軽量・スリム・長ストロークのステージです。全長150mmの(XLSR-150)もあります。
  • ステージ面:25mm × 40mm
  • 移動量:±40mm
  • ハンドル1回転移動量:18mm
  • 耐荷重:29.4N (3kgf)
  • 目盛最小読取り:0.1mm
  • 自重:0.14kg
  • 本体材質:アルミ合金製
  • 表面処理:梨地黒アルマイト
応用のポイント:照明とカメラを1個のロングステージに取付けました。

照明とカメラを別々のXLSR-100 に取り付けていましたが、XLSR-150に可動テーブルを追加した特別仕様のロングステージを製作して、照明とカメラを同一のステージに取り付けました。
XLSR-100を2個使用していた時よりもコンパクトな治具になりました。
弊社ではカタログにない特注のステージも製作も可能です。お気軽にご相談ください。

ロングステージを使用したシャフト組込み治具の改善

2023年10月31日

電気メーカーの製造工程で使用しているシャフト組込み治具の改善事例です。

課題:センサーの位置変更で位置調整板をスライドさせるのが面倒でした。

位置調整板Xのボルトを緩めてスライドさせて穴位置を変更。面倒くさい。

部品本体にシャフトを組込み、センサーでシャフト先端の位置を計測し、所定の位置でねじ止めします。
部品Aと部品Bでは、シャフトを挿入する穴位置が異なるため、センサーの位置変更が必要です。
この位置変更は、位置調整板Xをスライドさせて行いますが、ボルト2本を緩めたり締めたりしなければならないので面倒な作業でした。

解決!ロングステージの使用でセンサーの位置決めが容易になりました。

ハンドルを回して穴位置変更。ストッパーを回して位置を固定。

位置調整板Xに変えてロングステージを使用しました。ステージのハンドル操作でセンサー位置を変更して、ストッパーで位置を固定させます。
位置調整板Xを固定するボルトを緩めたり締めたりする必要がなくなりセンサー位置変更が容易になりました。
また、ボルトを締める時にセンサー位置がずれることもありましたが、それも無くなりました。

ロングステージ(XLSR-100)の特徴

  • 全長100mm・軽量・スリム・長ストロークのステージです。全長150mmのXLSR-150もあります。
  • ステージ面:25mm × 42mm
  • 移動量:±40mm
  • 耐荷重:29.4N (3kgf)
  • 目盛最小読取り:0.1mm
  • 自重:0.14kg
  • 本体材質:アルミ合金製
  • 表面処理:梨地黒アルマイト
応用のポイント:位置調整板Xと位置調整板Yどちらもステージに変更しました。

センサーの穴位置変更には、位置調整板Xに変えてロングステージを使用しました。
さらに、センサーとシャフト間の位置調整は位置調整板Yで行いますので、これを多機能送りねじ式ステージに変更しました。
ロングステージと多機能送りねじ式ステージを組み合せることにより、ハンドルの向きが同じになり操作性がより向上しました。

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