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多機能送りねじ式ステージによる基板測定装置
基板メーカー様における、パターン測定の作業効率改善事例です。
課題:基板のパターン測定をしていますが、測定数が増えず問題でした。
基板を専用ステージにセットして、1個ずつ測定しています。1つ測定するたびに基板の付け外しを1個ずつ行う必要があり、とても非効率的でした。また、何度もレンズを覗きなおすため、作業者の目にも負担が大きく困っていました。
解決! 多機能送りねじ式ステージでまとめて測定し、測定数が増加!
専用ステージを多機能送りねじ式ステージ変更して、3個ずつ測定できるように改良しました。基板の付け外しや測定が3つ連続でできるようになったため、測定数の増加につながりました。
さらに、長いストロークを正確なピッチで滑らかに摺動できるステージなので、顕微鏡を覗いたままステージを動かして続けて検査できます。そのため、作業者の目の疲労も、かなり軽減されました。
多機能送りねじ式ステージ(XTSC-150)の特徴
- 長いストロークを規則的なピッチで滑らかに摺動します。スリム形状なので、狭いスペースでの使用に最適です。
- ハンドル1回転の移動は 5mm 又は 10mm で、使用用途に合わせて選択できます。
- ステージ面 25mm x 40mm
- 移動量 ±57mm
- 耐荷重 29.4N(3kgf)
- ステージ本体:アルミ合金製(スケルトンステージ除く、XYステージ 他 全ステージ共通)
- 表面処理 : 梨地黒アルマイト
傾斜ステージを活用した基板検査治具
基板メーカーにおける、誤部品・半田付け状態の検査工程での作業性改善事例です。
課題:照明の角度が一定なので、基板が変わると使用できません。
傾斜面を持った台座にLED照明を固定して使用していますが、基板が変わるたびに台座の変更が必要でした。
また、同じ基板であっても検査箇所が違うと照明が十分に当たらないことがあり、検査しづらい状況でした。
解決! 傾斜ステージの使用で、照明角度がすぐに変えられます。
まずクランプレバーを緩め、傾斜ステージのハンドルをつまみ前後に動かして角度を決めた後、クランプレバーを締めて固定します。基板が変わっても、短時間で角度変更が可能です。
また、基板ごとに必要だった台座交換や台座の作製が不要になり、コスト削減につながりました。
傾斜ステージ(AIC-60)の特徴
- ハンドルでシーソーのように傾斜させ、クランプレバーで任意の位置に固定できます。
- 他のステージと組み合わせれば、X・Y・回転・傾斜の複合ステージが構成できます。
- ステージ面 40mm x 60mm
- 移動量 ±20°
- 耐荷重 29.4N (3kgf)
- ステージ本体 : アルミ合金製
- 表面処理 : 梨地黒アルマイト