セミオーダーステージを使用したQRコード読取り治具の導入
2021年04月30日
建材メーカーの検査工程で行われているQRコードの読取り治具の改善事例です。
課題:QRコードリーダの位置調整時にドライバーでの作業が必要です。
検査工程で製品に貼ったQRコードを読み取っています。製品が変わるたびにQRコードリーダをQRコードが読み取れる位置に設定します。
この時、ボルトを緩めたり締めたりする作業があります。ボルトを締める時に設定がずれることもあり手間がかかります。
解決!セミオーダーステージ(SO-7)を使用すればドライバー作業不要。
QRコードリーダをセミオーダーステージに装着しました。QRコードの位置合わせでは、ハンドルを回すだけで簡単に位置調整ができます。
これまで、必要だったドライバーによるボルトの締結作業がなくなり手間が省けました。位置調整後には、備え付けのストッパーをかけることで位置を固定できます。
セミオーダーステージ(SO-7)の特徴
- セミオーダーステージのラック&ピニオン式(XSO-80)をXY2軸に組み合わせました。ハンドルは操作性を考慮し通常よりも長いタイプのものを採用しました。
- ストッパーも通常品と強めタイプの2種類から選択できます。
- ステージ面:40mm×80mm
- 移動量:±32mm(X軸), ±32mm(Y軸)
- 自重:0.4kg(ハンドルは除く)
- 本体材質:アルミ合金製
- 表面処理:梨地黒アルマイト
応用のポイント:QRコードリーダの高さ調整も支柱ホルダーからロングステージ(XLSR-100)に変更することでより簡単に調整することができます。
- ロングステージ(XLSR-100)の特徴
- ステージ面:25mm×42mm
- 移動量:±40mm
- ハンドル一回転の移動量:18mm
- 耐荷重:29.4N(3kgf)
- 自重:0.14kg
- 本体材質:アルミ合金製
- 表面処理:黒アルマイト
各種ステージの活用についてもお気軽にお問い合わせください。