ビクトリーロード
著者:株式会社ミラック光学 代表取締役 村松 洋明
また、ラグビーの話しですみません…。
日本対スコットランドの大一番が迫ってきました。
歴史が動いた瞬間、本当に“明日への扉”が開くのかもしれません。
大型台風が近づき、天候だけはどうにもできない。
中止(引き分け)で史上初の決勝トーナメント進出になっても3戦3勝は見事。
しかし選手たちは負ければ予選敗退というリスクも覚悟のうえ、スコットランドとの戦いを望んでいる。
そして必死に、命を懸けて勝とうとしている。
桜の勇者たちは、侍だ。
日本がスコットランドに勝つというのは、とてつもなく困難なことだ。
簡単に勝てるわけがない。
しかし、4年前のワールドカップで大敗し、3勝しながら予選プールで敗退した悔しさを晴らしたい。
”借り”があったら、きっちり利息をつけてお返しをするのが礼儀である。
そして、ベスト8で当たる可能性が高い、南アフリカに再び勝つというのも、言葉を選ばず言わせてもらえば、アリが象を倒すようなものだ。
…しかし、アリが象を倒すかもしれない。
予選プール突破の条件がどうだの、ボーナスポイントがどうだの、もう関係ない。
日本は、たとえ1点差でもよいから勝たなければいけない。
ここからは、勝つしかない。
命を懸けたディフェンスを、渾身のタックルを、魂のジャッカルを!
スクラムもモールもアタックも、一歩でも足を掻いて前へ!そして総攻撃を!
日本サポーターは、選手たちを応援することしかできない。
キックが入ることを祈るしかない。
しかし、必死に声援を送り続けようとしている。
選手たちと同じ気持ちで、共に歴史を変えようとしている。
ハートで、戦おうとしている。
選手もサポーターも、そして日本全体がONE TEAMになって、スコットランドに勝ちたい!
南アフリカに勝ちたい!
頑張れ、日本代表!