エディー・ジャパン復活
著者:株式会社ミラック光学 代表取締役 村松 洋明
ラグビー日本代表ヘッドコーチに、エディー・ジョーンズ氏が復帰しました。
賛否両論、あることと思います。
“劇薬”とも言われています。
2015年までの“猛烈なハードワーク”を強いると、チームに不協和音が生じるかもしれないとも言われています。
ただ、トレーニング方法をマイナーチェンジして、新たに掲げた「超速ラグビー」のプランが実現すれば、世界でも類を見ないJAPANらしいラグビーが完成し、想像するだけで一ファンとしてワクワクしてきます。
今までも、フィジカルで圧倒する強豪国に日本が勝つには、“スピード”がキーワードになってきましたが、エディーHCが理想とする「超速ラグビー」は、今までの概念をさらに昇華させたものだと推測しています。
選考対象の選手たちも、きっと新しいチャレンジを望んでいるはずです。
幸いにも、8年前までと現在では、選手層の厚みがかなり増したように思います。
世代交代もささやかれる中、エディー・ジャパンでどういうメンバーが代表合宿に召集されるのか、注目しながら新しい“JAPAN WAY”を応援したいと思います。
余談
1月2日の大学選手権準決勝は、NHKのゲストとしてエディーさんが呼ばれているようです。
第一試合の明治大学対京都産業大学は、同じようなスタイルと強みを持ったチーム同士の対戦、第二試合の帝京大学対天理大学は大学ラグビー屈指のフィジカルバトルとなり、これまた楽しみです。
日本代表の次世代を担う“金の卵”。エディーさんのお眼鏡に叶う選手の活躍を期待するとともに、母校・明治大学の勝利を祈念しております。
とはいえ、明早戦、大学選手権の筑波大学戦を見る限り、ラインアウトやキックの精度、接点からターンオーバーされている様子など、不安要素がてんこ盛り…。
両試合ともに点差が開いて、一見して明治大学が強そうに感じますが、一番怖いのが慢心。
今のままでは京都産業大学に足元をすくわれる気がします…。
京都産業大学は間違いなく強い。
怪我で欠場が続いた広瀬主将も復帰できるとしたら、課題を徹底的に修正して、分析して、この一週間で明治ラグビーにさらなる“魂”を込めて、1月2日の決闘に臨んでほしいと願っています。
国立競技場のスタンドから、応援しています。
[明早戦(2023.12.03)]
[筑波大学戦(2023.12.23)]