鏡体ユニット
スライダーが標準付属されている顕微鏡ユニットです。
φ14シャフトに取り付けて使用します。小型・軽量のユニット式ですので、専用スタンド類とのさまざまな組み合わせができるほか、機械や装置への組み込みにも最適です。
ベーシックなMSシリーズ・移動測微接眼が併用できるMFSシリーズ・ズーム変倍式のZLSシリーズがラインナップされています。
MSシリーズ
ベーシックタイプのMSシリーズは、現場作業から各種機械・装置組み込みまで幅広い需要があるロングセラーの製品です。(OCD10×、OBD2× 付属)
MFSシリーズ
MFSシリーズは、通常の接眼レンズと移動測微接眼:OSM-MFの併用ができるタイプの製品です。どの機種も専用チューブで鏡筒への接続を簡単に行うことができます。また移動測微接眼を使用することで、対物レンズ10×による0.001mm の測定が可能になります。移動測微接眼はオプションです。(OCD10×、OBD2×、Sチューブ、Fチューブ 付属)
ZLSシリーズ
ZLSシリーズの製品は、ズーム機構により連続的な拡大観察を行えることが特長です。標準仕様時に総合倍率7×~45×(実視野30mm~4.5mm)、オプションの接眼レンズ20×を使えば14×~90×(実視野15mm~2.3mm)までの連続観察が可能です。いずれも作動距離は93mmで均一です。単眼ズーム顕微鏡は小型・軽量でスペースを取らず、機械や装置の位置決め・セッティング等の用途でも幅広く利用されています。(OCD10×、ズームレンズ0.7×~4.5× 付属)
ズーム鏡筒の場合、接眼ミクロメーターを組み込んだ計測の際には、あくまでも目安としてご利用ください。精度を追求する計測には、固定倍率対物レンズを使った光学系をご利用ください。
またズームを高倍率で頻繁に観察される場合には、専用照明装置ML-2 のご利用をお薦めします。
光学系組み合わせ性能表
この性能表は、接眼レンズと固定倍率対物レンズを組み合わせた時のデータで、ズームレンズ式を除くすべての機種に適合します。
作動距離や最小1目の読みはあくまでも対物レンズの性能に関係しますので、接眼レンズの倍率が変わってもデータ数値は変わりません。
接眼レンズ 10×使用時
接眼レンズ OC.WFD 10×(標準用) | ||||||||
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対物レンズ | 1× | 2× | 3× | 4× | 5× | 6× | 8× | 10× |
実視界 mmφ | 20 | 10 | 6.5 | 5 | 4 | 3.5 | 2.5 | 2 |
作動距離 mm | 176 | 85 | 63 | 48 | 39 | 33 | 27 | 20 |
総合倍率 | 10× | 20× | 30× | 40× | 50× | 60× | 80× | 100× |
最小1目の読み mm | 0.1 | 0.05 | 0.0333 | 0.025 | 0.02 | 0.0166 | 0.0125 | 0.01 |
接眼レンズ 20×使用時
接眼レンズ OC.WFD 20× | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
対物レンズ | 1× | 2× | 3× | 4× | 5× | 6× | 8× | 10× |
実視界 mmφ | 10.5 | 5.2 | 3.5 | 2.6 | 2.1 | 1.7 | 1.3 | 1.05 |
作動距離 mm | 176 | 85 | 63 | 48 | 39 | 33 | 27 | 20 |
総合倍率 | 20× | 40× | 60× | 80× | 100× | 120× | 160× | 200× |
最小1目の読み mm | 0.1 | 0.05 | 0.0333 | 0.025 | 0.02 | 0.0166 | 0.0125 | 0.01 |