接眼ミクロメーター:メジャースコープ~微細な倍率補正を簡単操作~

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接眼ミクロメーター

顕微鏡に接眼ミクロメーターを組み込むことで、測定・検査・芯出し・位置決めなどのニーズに幅広く対応することができます。お客様の仕様に基づいた特注ミクロメーターの製作も随時承っております。(特注ミクロメーター受注実績1000種類以上)

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31-A
12mm120等分目盛(最小目盛0.1mm)十字線、55°、60°、90°、120°角度線

31-B
1mm同芯円と十字線


31-C
十字線のみ


31-D
10mm100等分目盛
(最小目盛0.1mm)

31-E
十字線横線上に10mm100等分目盛(最小目盛0.1mm)

31-F
十字線縦・横線上に12mm120等分目盛(最小目盛0.1mm)

31-G
角度・同芯円・目盛

31-H
360°角度

31-I
180°分度器

31-J
Rゲージ

31-K
10mm10等分方眼

仕様

ガラス径 φ24
材質 青板ガラス
板厚 1mm
蒸着 上面

接眼ミクロメーターの着脱方法

1. 固定用セットネジ①を緩めると、接眼レンズ系全体②が鏡筒光学系から抜き取れます。
2. 接眼ミクロメーター(目盛ガラス)の着脱は、左図接眼レンズの③部をネジ回転することによりホルダーが取り外せます。取り外したホルダーの目盛ガラス抑え枠④をさらにネジ回転で取り外せば、接眼ミクロメーターの着脱ができます。

なお、メジャースコープと一緒に接眼ミクロメーターもご注文いただきました際は、弊社調整室できれいに組み込んで出荷しております。接眼ミクロメーターのみ単独でご購入になった場合や、接眼ミクロメーターを交換してご利用になる場合などには、上記方法にてお取り扱いください。

1目盛の読みの換算方法と注意点

接眼ミクロメーターの目盛の読みは、実際に刻まれている最小1目の間隔を使用する対物レンズの倍率で割ると算出できます。
例として31-E(10mm100等分= 最小1目0.1mm 刻み)では、以下のようになります。

・対物レンズ2×使用時 0.1÷ 2 =0.05mm (最小1目の読み)
・対物レンズ5×使用時 0.1÷ 5 =0.02mm (最小1目の読み)
・対物レンズ10×使用時 0.1÷10=0.01mm (最小1目の読み)

特注ミクロメーターの製作依頼で、『1目のピッチをもっと細かく したい』とのご要望がよくあります。
1目の読みを細かくするので あれば、上記のように使用する対物レンズを交換することで対応できます。
しかし、実際に加工する刻み方を細かくする場合には注意が 必要です。最小1目の刻みが通常の半分である0.05mmピッチまでなら肉眼でも読み取りが容易ですが、刻みが0.05mmピッチ以下になると肉眼での判別が難しくなります。
接眼レンズ20×を使用すれば0.05mm ピッチ以下でも読み取りやすくはなりますが、標準の接眼レンズ10×と比べて視野が狭くなる等、 使用上の制限が生じることになります。
このように接眼ミクロメーターの1目盛の読みは、実際の加工で 刻まれているピッチと対物レンズの倍率との関係で決まります。 ご要望に応じた正確な測定のできるミクロメーターの選択や特注製品のご依頼の際には、この換算を十分ご考慮されたうえでご検討される ことをお薦めいたします。